補強期間を終えて、各球団は残り50試合ほどのペナントレースを戦う。優勝、またはAクラス死守へ、8月以降をどのようにして臨むべきなのか。セ・リーグは阪神が首位独走中。残る5球団は混戦模様になってきた。 注)支配下選手登録の上限は70人。情報は8月3日現在。メンバー表の選手名の横は背番号、○=新入団、◎=育成から支配下登録、△=NPB他球団から移籍、□=NPB復帰 
内山[中央]をはじめ若手が伸びてきた7月。主力の復帰による相乗効果にも期待したい
主力に故障者が続出し、大幅な戦力ダウンで戦い続けた前半戦。開幕3連敗とつまずくと、その後も負けが込み、7月3日には早くも70試合目で自力優勝が消滅した。13日には両リーグ最速の50敗、かつては「強力」と呼ばれた打線も非力さは否めず、完封負けは12度も数える。後半戦に入り
村上宗隆、
長岡秀樹がようやく一軍復帰を果たしたが、
サンタナは再検査のため6月に海を渡ってしまった。フルメンバーがそろわぬまま今季を戦うことになる。
シーズン序盤から苦戦続きだが、それでも7月は光が差し込んだ。出場機会を与えられてきた若手が奮闘し、8連勝を含む12勝。うち7試合が1点差ゲームと粘りを見せ、今季初の月間勝ち越しに成功した。三番・左翼を任される23歳・
内山壮真は同月が25安打、打率.302、主に三塁を務めた25歳の
赤羽由紘も20安打、打率.339と期待に応える活躍。安定感が増す救援陣では新人の
荘司宏太が9戦7ホールドと躍動した。体力勝負となる終盤戦、いかに状態を維持できるかが今後の行方を左右すると言えるだろう。
依然として最下位に位置するが、阪神の独走もあり、2位以下が借金を抱えて8月に突入する『1強5弱』のセ・リーグ。
ヤクルトにもCS進出の望みはある。大逆転といきたい終盤戦、カギは先制点だ。
今季53敗のうち先制点を許したのが42試合。劣勢を跳ね返すことができていない。リリーフ防御率2.87に対し、先発防御率は3.96と課題は明確。
青柳晃洋の獲得はその課題克服のためでもある。打線は7月はチーム打率.257。村上、長岡の復帰でさらなる打線のつながりを期待したいところだ。
「できることをコツコツとやっていくしかない」とは
高津臣吾監督。借金を一気に減らすことはできない。まずは最下位脱出が目標だ。カード勝ち越し、その先に大型連勝。「捲土重来」をスローガンに掲げる2025年、このままでは終われない。
<S担選定>争いの行方を左右するキーマン 村上宗隆

村上宗隆[内野手]
勝つには打つのみ 上半身のコンディション不良により前半戦出場はたった1試合のみ。主砲の不在がチームの低迷に直結した。復帰を果たした後半戦最初のカードでは3戦2発。この勢いを続けることができれば、Aクラス入りの可能性も高まる。来季はMLB挑戦が濃厚、恩返しには打って勝利に貢献することしかない。(AK)
東京ヤクルトスワローズ 2025支配下選手リスト
【投手】
○11
アビラ、12
石山泰稚、15
中村優斗、17
清水昇、18
奥川恭伸、19
石川雅規、20
木澤尚文、21
吉村貢司郎、24
星知弥、26
山野太一、28
松本健吾、29
小川泰弘、30荘司宏太、34
田口麗斗、35
石原勇輝、39
ランバート、40
高梨裕稔、41
矢崎拓也、43
山本大貴、44
大西広樹、45
小澤怜史、47
高橋奎二、48
金久保優斗、49
山下輝、52
原樹理、53
長谷川宙輝、56
坂本拓己、58
バウマン、61
宮川哲、62
竹山日向、66
阪口皓亮、68
丸山翔大、◎69
下川隼佑、◎71
沼田翔平、□99青柳晃洋
【捕手】
2
古賀優大、27
中村悠平、32
松本直樹、33内山壮真、57
矢野泰二郎、65
鈴木叶、90
中川拓真、93
橋本星哉 【内野手】
00赤羽由紘、1
山田哲人、5
川端慎吾、7長岡秀樹、8
茂木栄五郎、10
宮本丈、13
オスナ、36
西村瑠伊斗、△37
山野辺翔、38
北村拓己、50
北村恵吾、54
田中陽翔、55村上宗隆、60
武岡龍世、67
伊藤琉偉 【外野手】
0
並木秀尊、3
西川遥輝、4
丸山和郁、9
塩見泰隆、25サンタナ、31
モイセエフ・ニキータ、42
澤井廉、46
太田賢吾、51
濱田太貴、63
増田珠、64
岩田幸宏 【移籍】なし
【退団】なし