補強期間を終えて、各球団は残り50試合ほどのペナントレースを戦う。7月3日には上位3チームがゲーム差なしで並んでいたパ・リーグ。ソフトバンクと日本ハムが抜け出したが、依然として先が読めない。Bクラスに沈む3チームはもう負けられない。真夏の大反撃はあるか。 注)支配下選手登録の上限は70人。情報は8月3日現在。メンバー表の選手名の横は背番号、記号は○=新入団、◎=育成から支配下登録 
6月から一軍ヘッドコーチにサブロー[右。左は吉井監督]を配置したことが最大の補強か
上位争いの蚊帳の外にいる今季は、育成から
吉川悠斗とアセベドを支配下登録した以外、シーズン中の補強はなし。CS争い圏内の渦中にいた昨年はサイ・ヤング賞左腕のカイケル、三塁手の
ブロッソーと補強したが(その結果、活躍したかは置いておいて)、今年は何もない。現実的に、今からCS出場圏内に浮上することはかなり厳しい。それならば来年へ向けて若手に経験を積ませたほうがいいという判断だろう。
来日1年目のアセベドを支配下登録したのは故障で離脱した
ポランコの代わりに試合で試したいからだろうし、育成3年目の吉川は支配下登録しないとオフに自動的に自由契約となるので、手離したくないという意思表示のはずだ。
ある意味、最大の補強は首脳陣の配置転換かもしれない。サブロー二軍監督が、6月初旬の交流戦が始まるタイミングで一軍ヘッドコーチに就任。投手出身の
吉井理人監督をサポートし、5月末の時点で.213だったチーム打率は6月.240、7月.257と攻撃力を大幅に改善させている。同時に「日替わり打線」がある程度固定され、
藤原恭大、
寺地隆成、
安田尚憲、
山本大斗、西川史礁がほぼ毎試合上位に起用されるようになった。特に昨シーズンのほとんどをファームで過ごして好成績を残した寺地、山本にとって昨年の二軍監督が一軍ベンチにいることは心強く、山本は
7月21日号掲載のインタビューで「サブローさんが一軍に来て、同じことができるようになったのは大きい」と断言。ドラフト1位ルーキー・西川も5月末時点で76打数11安打(打率.145)だったのが、6月以降は135打数48安打(打率.356)と、明らかに何かが変わった。
今季が就任3年目の吉井監督が留任するとは考えづらく、サブローヘッドコーチは来季、要職に就く可能性が濃厚。そのための自然な「禅譲」がスタートしていると解釈するのが自然な見方だろう。
<M担選定>争いの行方を左右するキーマン 寺地隆成

寺地隆成[捕手]
目指すは守備力アップ 高卒2年目ながら正捕手に定着。打率.274をマークし、二番打者として打線に欠かせない存在になった。しかし、守備面では盗塁阻止、キャッチングなど課題が多く指摘されており、今は来季へ向けて経験を積む時期。センスあふれる寺地のこと、ファンも成長を願いながら我慢強く見守ろう。(お)
千葉ロッテマリーンズ 2025支配下選手リスト
【投手】
11
澤村拓一、12
石川歩、14
小島和哉、15
美馬学、16
種市篤暉、18
二木康太、19
唐川侑己、21
石川柊太、24
東妻勇輔、28
菊地吏玖、29
西野勇士、30
廣畑敦也、31
大谷輝龍、33
八木彬、34
高野脩汰、35
田中晴也、36
坂本光士郎、37
小野郁、40
西村天裕、41一條力真、42サモンズ、46
岩下大輝、47
鈴木昭汰、48
中村稔弥、52
益田直也、53
木村優人、○54ボス、56
中森俊介、58
河村説人、59
早坂響、60
横山陸人、62坂井遼、64廣池康志郎、66
澤田圭佑、◎91吉川悠斗、92
国吉佑樹、97
ゲレーロ 【捕手】
2
松川虎生、27
田村龍弘、32
佐藤都志也、45
植田将太、55
柿沼友哉、65寺地隆成
【内野手】
00
池田来翔、4
友杉篤輝、5安田尚憲、7
藤岡裕大、8
中村奨吾、10
上田希由翔、39
大下誠一郎、43
石垣雅海、44宮崎竜成、49
立松由宇、57
小川龍成、67
茶谷健太、68
金田優太、99ソト
【外野手】
0
荻野貴司、1藤原恭大、3
角中勝也、6西川史礁、22ポランコ、23
石川慎吾、25
岡大海、38
高部瑛斗、50
愛斗、51
山口航輝、61山本大斗、63
和田康士朗、◎69アセベド
【移籍】なし
【退団】なし