今季の阪神はセ・リーグの貯金を独り占めにし、ほぼ勝っているイメージが強い。だが、開幕当初から簡単に上位をキープしていたわけではない。首位奪取、そして独走へという分岐点となる試合があった。「独走」へのポイントとなった4試合をピックアップする。 写真=BBM 【其の一】3月28日 開幕戦 マツダ広島
広島 0対4 阪神「いきなり弾と完封で好スタート」

初回に12球団最速の先制弾を放った佐藤輝明
■観衆 3万2098人 ■試合時間 3時間13分
【勝利】村上(1勝0敗0S)
【セーブ】岩崎(0勝0敗1S)
【敗戦】森下(0勝1敗0S)
【本塁打】佐藤輝1号(1回表2ラン) 筋書きどおりにいかないのが野球なのだが、あまりにもすべてが阪神のシナリオ通りに進んだ開幕戦となった。つまり開幕投手が好投し、初回から先制点を奪うという、願ってもない展開になった。初回一死一塁から打席に入った三番の佐藤輝明。今季初打席の3球目、チェンジアップをとらえると高々と右翼スタンドに飛び込む2ランとなった。この2点をもらってマウンドに上がった開幕投手の
村上頌樹。9回二死まで無失点の好投を見せた。最後はクローザーの
岩崎優に譲ったが、4対0の勝利に貢献。
藤川球児新監督の初陣で35年ぶりの開幕戦無失点勝利をプレゼント。開幕ダッシュ成功の足掛かりとなった・・・
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