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都市対抗野球大会2025

<PLAYER'S VOICE 特別編>近本光司、宮崎敏郎、源田壮亮...あの日があって今がある 社会人野球で得たもの

 

8月28日から東京ドームで都市対抗野球大会が開幕。負けたら終わり、一発勝負のバトルが繰り広げられる。夏に盛り上がりを見せるのは甲子園だけではない。現在はプロ野球の世界に身を置き、主力を担う男にも、企業を背負い、地元の声援を受けて戦った過去がある。

近本光司「人間としての『在り方』を学んだ」


近本光司[大阪ガス→阪神]


 都市対抗や日本選手権に出場するという目標はもちろんありましたが、大阪ガスはインフラの会社。「なぜ野球部があるのか」を考えながらプレーしていました。つまり、会社の特性上、地域の方々に対してどういうプレーをしないといけないのか、ということを学びました。この雰囲気は大学ともプロとも少し違う感覚です。野球部に所属することで、社会人として、人間としての「在り方」を学びました。その考えがあったので、プロ野球でもファンのため、タイガースのため、そして地域のために、さらには野球界のためにという現在の思いにつながっています。その辺りも含めて、経験してよかったなと思います。

 社会人野球の世界は独特の雰囲気とレベルだと思います。高卒の選手もいれば、大卒の選手もいて年齢の幅もある。その中でみんな仕事をこなしながら野球をしていますから。この感じはなかなか味わえるものではありません。僕も一応、名刺を持ってお得意さんへあいさつをして回るなど、仕事はちゃんとしていましたしね(笑)。

杉本裕太郎「これだけ大変な思いをしてやっとお金をもらえるんや」


 一番学んだことはお金を稼ぐことの大変さですね。JR西日本では輸送課に勤めていました。大学までは親の仕送りで遊んだりしていましたけど、自分で働くようになって・・・

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