投打のバランスの良さは、どの球団よりも際立っていた。特に投手陣は先発、リリーフともに抜群の安定感を発揮。少ない失点がチームの勝利につながったのは間違いない。OBで元エースの藪氏に今季の投手陣について話を聞いた。 解説=藪恵壹(野球解説者) 写真=BBM
※成績は9月7日現在 文中の選手敬称略 
最後を締めるクローザーの岩崎[左]と投手陣を支えた女房役の坂本
シーズンの先を見据えた投手起用
あらためて言うまでもなく、独走優勝となった要因の1つは盤石だった投手陣でしょう。チーム防御率が2.12は驚異的な数字。シーズンを通して安定した戦いができていた証拠です。その中で特徴的なのは、優勝が決まるまで30人も投手陣を起用している点。一般的には多くても25人ほど。そして多いだけでなく、30人中21人が防御率2点台内ですから、これも驚くべきことです。
一、二軍と積極的な入れ替えが目立ちましたが、これだけレベルの高い投手陣ですから、そこで生き残るためには結果を出すしかない。悪ければ二軍に落とされると、それぞれが危機感を持って投げていたことが、これだけの数字につながったと思います。投手出身の
藤川球児監督は投手が何を嫌がるのか、よく分かっています。それは投げるチャンスを奪われること。もちろんそれだけ重圧はかかりますが、そこで結果を出せないようでは使えないし、使わないということだと思います。
一方で30人にも及ぶ投手起用は・・・
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