ドライチの称号は毎年12人にしか与えられない。球団からの最大級の評価であり、選手にはこれ以上ない名誉だろう。 取材・文=にったあつし 写真=大賀章好 
仲間たちからの胴上げに笑顔が弾ける。気持ちの強さ、大舞台での強さも頼もしい
決してぶれなかった監督との熱い約束
マウンドで繰り出すガッツポーズとは対照的に、静かな表情で指名を受け止めた。会見では「素直に、うれしいという気持ちが一番大きい。まだまだここからがスタートなので、頑張ろうという気持ちがあらためて出てきました」と表情を緩めた。最速152キロのストレートにフォーク、スライダーなどの変化球を操る右腕は「素晴らしい投手が数多くいますし、ファンの皆さまの気持ちもすごく熱い。その中で早くチームの一員となって、戦力となって戦いたい」と
中日の印象を語った。
智弁和歌山高では1年生の春からベンチ入り。3年時はエースとしてチームをけん引し、夏の甲子園で優勝投手となった。高校からのプロ入りも考えたが、「同世代のドラフト上位候補と比較しても力不足と感じ」青学大の門をたたいた。ところが、入学前に・・・
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