ウエーバー方式で指名されたドラフト2位の選手。各球団の最高評価は得られなかったものの、1位に匹敵するだけの実力者たちばかりなのは間違いない。もっとも入団後は順位など関係ない実力の世界。 取材・文・写真=佐野知香 
「ワクワクもあるけど厳しい世界なので」と谷端。シュアで勝負強い打撃でレギュラーの座をつかむ
運命が決まるドラフト会議が始まった時刻は、東都二部リーグの専大との試合の真っ最中だった。片岡昭吾監督からは冗談めかして「この日は試合に出なくてもいいだろう?」と言われていたが、「最後までちゃんと後輩たちに残していくため」と、チームの主軸として変わらずグラウンドに立つことを自ら決めた。日大は1対5で敗れたが、谷端はバットを折りながらもヘッドスライディングで内野安打をもぎ取るなど3安打1打点。二塁守備でも頭上を越える安打性の打球をジャンピングキャッチするなど好プレーを見せた。
試合後はすぐさま等々力球場の三塁側ブルペンにつくられた会見会場に・・・
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