ウエーバー方式で指名されたドラフト2位の選手。各球団の最高評価は得られなかったものの、1位に匹敵するだけの実力者たちばかりなのは間違いない。もっとも入団後は順位など関係ない実力の世界。 取材・文・写真=内田勝治 
高めで空振りがとれるストレートが最大の武器。予想外の上位指名に仲間とともに喜びを分かち合った
予想だにしない上位指名だった。九州共立大の最速152キロ右腕・稲川竜汰は、
ソフトバンクから2位で名前を呼ばれた瞬間、湧き上がる歓声に、「何が起こったのか分からなかった」と困惑の表情を浮かべた。
実は、同じくプロ志望届を提出していた小中稜太と別室で待機しており、会見場の中継とタイムラグがあったのだ。ナインや報道陣ら関係者から遅れること数秒後。ようやく画面で自分の名前を確認すると「鳥肌が立った」と言う。
「本当にビックリしました。あるなら下位指名なのかなと思っていたので・・・
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