ウエーバー方式で指名されたドラフト2位の選手。各球団の最高評価は得られなかったものの、1位に匹敵するだけの実力者たちばかりなのは間違いない。もっとも入団後は順位など関係ない実力の世界。 取材・文・写真=高橋昌江 
「名前どおりに頼られる投手になりたい」と口にする。優しい顔立ちで人気も出そう
175cm、68kg。野球選手としては大きくないその体が、マウンド上でたくましくなる。1試合を通した球速は140キロ後半から150キロ台で最後まで落ちることがない。スライダー、カーブといった変化球も多彩で、それをさらに動かして“球種”を増やす器用さもある。「元からカンが鋭いんですよ。『こいつ、これを狙ってんな』ってバッターの反応を見て、パッと次に投げる球種が浮かぶんです」と言い、その投球術には山路哲生監督も「相手を見透かすようなクレバーなピッチングがいいですよね」と太鼓判を押す。
幼少期から運動は得意。バスケットボールはチームに所属していた友人よりもうまく、「小さかったけど、ジャンプ力はあったので」と回顧する。高校は実家のある尼崎を離れ・・・
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