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【各球団】 ペナントレース総括 セ・リーグ編

 

1位 読売ジャイアンツ
72年ぶりの快記録でロケットスタート成功
投打が噛み合ってリーグ連覇

84勝53敗7分
[ホーム46勝21敗5分/ビジター38勝32敗2分]
[交流戦13勝10敗1分 勝率.565 3位]

際立った新人・菅野の存在感
継投策を自在にした救援トリオ


 連覇を狙う巨人は開幕から4月7日まで1分けを挟む7連勝と快調に滑り出した。開幕7連勝は72年ぶりの球団タイ記録である。しかし、その直後に落とし穴が待っていた。4月9日からの阪神との甲子園3連戦(2敗1分け)に3試合無得点。前後をプラスすると32イニング無得点で球団初のワースト記録だ。しかし、12日から5連勝し、早くも2位の阪神に5ゲーム差をつけていた。

 5月は11勝11敗1分けと五分に終わるが、28日から6月2日にかけ今年初の5連敗。首位を阪神に譲るものの、わずか1日で返り咲く。6月9日と12日にも2位に落ちるが、すぐ首位に戻っていた。

 7月に14勝6敗と大きく勝ち越し、同月末には2位に6.5差として、9月8日以降は10ゲーム差以上をつける。最後は12.5ゲーム差の独走。昨年も2位に10.5差をつけており、2年連続の10ゲーム差以上は、V9の1年目の65年から13、13、12ゲーム差と3年続けたとき以来のことだった。

 新人の菅野智之が13勝6敗で、同じ13勝6敗の内海哲也とチーム内最多勝。昨年15勝の内海は13勝、昨年12勝の杉内俊哉とホールトンは11勝と7勝であり、10勝していた澤村拓一も4勝と、昨年の2ケタ勝利投手がそろって後退していたので、13勝した菅野の存在は大きかったと言えるだろう。

 加えて・・・

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