眼光鋭く睨にらみつける先には、昨季60本塁打の
バレンティン。3月2日の
ヤクルトとのオープン戦で、東京ドーム先発マスクデビューを飾ったドラフト1位ルーキー・
小林誠司は、その端正な顔立ちからは想像し難い強気のリードが身上だ。この試合、同級生の
菅野智之、エース・
内海哲也と3イニングずつ計6イニングでバッテリーを組み、2回から6回まではすべて三者凡退に抑える好リード。最恐バレ砲に対しても、終始主導権を握った狙い球を絞らせない配球で無安打に封じ込めている。
そんな小林を
原辰徳監督は「実戦向き」と高く評価する。社会人No.1捕手の触れ込みがあったとはいえ、当初は「近未来の正捕手に」との望みを込めての春季キャンプ一軍抜擢。しかし、小林の能力は、日を追うごとに首脳陣を虜にしていった。
課題とされてきた打撃面でも、キャンプ最後の実戦となった2月26日の
広島戦(那覇)では、2打数2安打。指揮官も「打撃もリードも、地に足が着いている」と目を細めつつ「彼を育てるというこ・・・
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