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輝け!日本人メジャー

日本人投手陣のキャンプインを追え

 

ヤンキース 黒田博樹 #18
文=奥田秀樹

▲世界一を目指し、考え方を少し変えて今季に臨んでいる黒田。すべては世界一のための逆算調整法だ



 3年連続200イニング突破。日本人メジャー投手では、黒田博樹のみの偉大な記録だ。ところが今季はそこにこだわらない。

「1年間、ケガなく回りたいなとは思うんですけど、果たしてそこが自分にとって大事なのかなと。アンディ(ペティット)は200イニングはあまり投げていないけど、プレーオフで勝っている(ポストシーズン歴代1位の19勝)。ヤンキースでやる以上、目標は世界一。チームから何を必要とされているか考えないと」

 昨季の登板時の得点サポートは「71点」で、メジャー6年間でも最低。サイ・ヤング賞のマックス・シャーザーの「162点」の半分以下。前半から飛ばし、特に7月は33イニングで2失点、防御率0.55。だが最後の2カ月はガス欠で、8月が22失点(防御率5.12)、9月は19失点(5.70)であった。

 オフは真剣に引退を考えた黒田が…

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