2014.7.4 Giants×Dragons 東京ドーム
撮影=田中 慎一郎 ミスター、カネやん打ち 半世紀の時を超えミスタープロ野球・
長嶋茂雄氏と、
巨人OBで400勝左腕・
金田正一氏の真剣勝負が実現。再び球場を沸かせた。“1打席限定の対決”は7月4日の
中日戦(東京ドーム)の試合メートル、始球式として行われたもの。2人の初対戦は1958年4月5日で、立大から巨人に入団したばかりのゴールデンボーイ・長嶋は国鉄のエースだった金田に4打席4三振を喫した。この日は球団創設80周年を記念したジャイアンツ・メモリアルウィークスの初日で、“
水原茂レジェンズデー”だったが、当時の巨人監督が故水原茂氏という縁。
久々の対戦は、「打ちやすいところに投げよう」とプレートから約5メートルに出た金田氏の3球目、やや高めの直球を長嶋氏が見事に打ち返しショートゴロ。「ピッチャーの頭を越す打球を打つつもりだったけれどショートゴロだったね。でも自分ではいい当たりだったと思っています」とミスター。温かい拍手と歓声が2人を包んだ。