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Photos by Shinsuke Ida

Is He for Real?

 昨年9月のキューバ政府による、国内リーグ選手の一部国への派遣解禁を受け、NPBには今年、キューバ選手の来日ブームが到来。そのトリを飾るにふさわしい大物、キューバ国内リーグ最多タイの3度のMVPに輝いたアルフレド・デスパイネが7月24日に来日。ロッテに入団した助っ人は翌25日の西武戦(西武ドーム)から一軍の練習に帯同し、デビューに向けて準備を進めた。

 24日の入団会見では「巨人・セペダは不調で二軍調整。DeNA・グリエルはケガで離脱しているが、そうならない自信は?」と先にNPBでプレーしている2人の年長選手を引き合いに出す厳しい質問が飛んだが、「もちろん自信はある。3人そろって活躍して、キューバの野球はすごいんだぞ、というところを日本の皆さんに見せたい」と決意を語った。

 ペナントレースは残り約50試合と時間は少ないが、ロッテをクライマックスシリーズへ導く活躍ができれば、その言葉はおのずと証明される。「どの方向にも強い打球を打てるのが持ち味。アジャストするのにも時間はかからないし、チームの勝利、結果のために100パーセントを出す」

 果たして、この男は、そしてキューバの野球は“本物”か。自身と祖国のプライドを背負い、キューバ第三の至宝がベールを脱ぐ。

アルフレド・デスパイネ●1986年6月17日生まれ。キューバ共和国出身。175cm 104kg。マニュエル・ファハルド キューバ国立体育大-キューバ/アラサネス・デ・グランマ-ロッテ14途。外野手。背番号49

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