2014.10.7 Eagles×Buffaloes コボスタ宮城
撮影=高塩隆 さらば、闘将 さらば、闘将。
星野仙一監督の退任セレモニーが10月7日の
オリックスとのシーズン最終戦(コボスタ宮城)の試合後に行われ、最後の雄姿を目に焼きつけようと球団史上最多となる2万6236人のファンが球場に詰めかけた。
2011年に
楽天の監督に就任するも、3月に東日本大震災が発生。チームも2年連続でBクラスに低迷した。それでも不屈の魂でナインを鼓舞し続け、昨年は球団創設9年目で日本一にまで上り詰めた。その激動の日々を共に歩んできたチームリーダーの
嶋基宏は、花束贈呈で号泣。
「いつも厳しいことを言われましたけど、宿舎で会うと『俺はいつまで経ってもお前らのことを一番に考えている。安心しろ』と声をかけていただいていました」と感謝の思いを口にした。
指揮官からの別れのスピーチ。「まさに昨年と今年では天国と地獄。でも人生ってそんなものなんだなと思っています。それに中途半端に4位、5位じゃ面白くない。思い切って最下位からまた皆さんを喜ばせよう。そんな選手になってもらいたい」と最後まで燃える闘将らしさ全開で、楽天監督4年間の日々に終止符を打った。