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今季悔しい思いをしたチームの選手たちは来年に向けて着々と準備を進めている。巻き返しを誓うチームのキーマンに話を聞く連載インタビュー。第2回に登場するのは、ロッテの若きチームリーダー・鈴木大地だ。
取材・構成=吉見淳司 写真=桜井ひとし

来季も競争するつもり


 プロ3年目ということを考えれば、素晴らしい成長ぶりだと言えるだろう。ロッテの背番号7を背負い、全試合に出場しただけでなく、キャプテンの座も務め上げた。チーム内の存在感はすでに先輩にも負けないモノがある。

 昨年に初めてレギュラーをつかみ、今年は背番号も変わってキャプテンになって、どうなるかと思いましたが、数字だけを見たら去年よりも上回るところが多かったので、個人としてはそれだけ充実したシーズンだったのかなと思います。

 でも、同期で入ってきたほかの球団の選手でもっといい成績を残している選手もいますし、年下で活躍している選手もいる。昨季を上回ったのは良かったですけど、まだまだ満足できません。もっと上を目指さないといけないと思います。

 レギュラーは3年やって初めてレギュラーだと思っています。今年はクルーズという助っ人が来るのは分かっていたので、自主トレから競争する気持ちを持ってやっていました。シーズン序盤はセカンドとショートを行ったり来たりでしたけど、「ショートじゃなきゃ嫌だ」というこだわりはなくて、試合に出られれば良いと思っていました。今年はひとまず結果を残せましたけど、もちろん来年も春から同じで、競争する気持ちでやっていきます。

 まだまだ納得できていない部分もあるんです。バッティングも守備も、細かいミスがありますし、例えばバッティングだったらやっぱり3割という目標がある。入団当時は「遠い数字かな」と思っていたんですけど、一昨年より去年、去年よりも今年と近い数字を残せましたし、誰もが目標にする数字が近くなってきたと感じています。まだまだ上に行きたいという欲も出てきていますから、目指していきたいですね・・・

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