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球撮〜今週のベストショット〜
2015.5.16@ナゴヤドーム
写真=栗山尚久
破顔一“勝”

 エースと呼ぶに値する快投だった。チームが3連敗を喫し、背水の陣で臨んだ5月16日の阪神戦(ナゴヤドーム)。中日のマウンドに大野雄大が仁王立ちした。

 打線の援護は4回にナニータが放った適時打による1点のみ。だが、大野にはこの1点で十分だった。8回まで阪神打線を2安打無得点に封じ込め、反撃機を与えない。自ら志願して上がったラストイニングには2つの四球で二死一、二塁のピンチを招くも、マートンを中飛に仕留めて今季2度目の完封勝利を挙げた。

 リーグトップタイとなる5勝目に、大野は「1点を守り切ろうと思っていた。最後まで行けてすごくうれしい」と充実の笑顔。この試合に左腕が懸けていた思いは、ゲームセットの瞬間の表情を見れば一目瞭然だ。
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