昨年、シーズン途中にクローザーに指名されて29セーブをマーク。オフには日米野球メンバーにも選ばれ、メジャー相手に好リリーフを披露した高橋朋己。その貴重な経験を生かして、今季も6月6日現在、リーグトップの16セーブをマークするなど能力を発揮している。 写真=川口洋邦 高橋朋己は新たな世界を知った。プロ2年目の昨季は29セーブを挙げ、守護神に定着。11月の日米野球でプロ、アマ通じて初の日本代表入りを果たした。胸をときめかせたのは対戦相手よりも同じ侍の戦士だった。「メジャーの選手と対戦することよりも(
オリックスの)糸井(嘉男)さんや金子(千尋)さんといった、すごい選手と一緒にプレーできることが楽しみ」が本音だった。
純粋な思いは野球人生に由来する。高校時代までは最速128キロ。代表はおろか、プロ入りさえ、遠い世界だった。だが大学入学時に突如、眠っていた能力が目覚め、140キロ台を突破。ヒジが遅れて出てくる独特な投球フォームも唯一無二の武器となり、快速球を生むようになった。
プロで高橋朋と対戦した打者は言う。
村田修一(
巨人)は「チャップマン(レッズ)よりも・・・
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