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現在はコンサルを仕事とする元阪神・長崎慶一

 

現役時代は大洋で首位打者に輝き、移籍した阪神では日本一に大きく貢献。引退後は五輪代表コーチを務めるなどプロ野球で大成した長崎慶一氏。現在は建設・建築業界の中で人と人、会社と会社をつなぐコンサルティングの仕事をしている。プロ野球選手だったからこそできる仕事だと感じながら、毎日歩き回ってる。

 野球で生まれた「縁」をそのまま生かしたコンサルティングを生業にしている。人と人とをつなぐことを中心に歩き回る日々を過ごしている長崎氏。名前の下につける元プロ野球選手の所属チームの肩書を聞くと「12年間大洋にお世話になりました。しかし、今このような仕事ができているのは阪神でプレーしたからです。なので『元阪神』という形でお願いしたいです」。



 2011年3月11日、東日本大震災が発生。その後すぐ、長崎の下に1本の電話が入る。「復興支援のため、何か事業を起こし地元の雇用を促進させてくれないか」。電話の主は、長崎の大学野球部時代(法大)の先輩OBである現福島県議会議員の青木稔氏であった。

 場所は、福島のスパリゾートハワイアンズの横にあるゴルフ場(いわきゴルフクラブ)の再開発。ゴルフ場は調整区域ということもあり、農業か太陽ソーラー光しか認可が下りない。そこで太陽光の申請を行い許可が下りた。そして長崎が知り合いのツテを使い、東京から業者を見つけてきて、復興が始まった。そこで地元の方たちを雇用し、手を組んで復興支援を行った。

 その支援活動が大筋の軌道に乗り始めたこともあり、本来の拠点である東京での仕事に本腰を入れ始めた。そのさなかの4月・・・

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