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直撃!新監督インタビュー
DeNA・ラミレス監督 キーワードは「機動力」と「投手再建」

 

「アイーン」「ゲッツ」などのパフォーマンスでプロ野球ファンのみならず、お茶の間での知名度もバツグンのラミレス新監督。しかし、ひとたびグラウンドに立てば、その表情は一変し、厳しい指揮官の顔となる。ドラフトでは期待どおりの新戦力を獲得し、秋季キャンプでおおよその戦力を掌握した今、開幕に向けて思い描く青写真とは――。その胸のうちに迫る。
取材・構成=滝川和臣、通訳=長谷川有朋、写真=大賀章好(インタビュー)、BBM

高田GMからの電話、長年の夢だった監督就任


奄美秋季キャンプでは「凡事徹底」を掲げ、基本を中心に今季、頻出したミスを洗い出した



 就任会見では、自分のことを「ラミちゃん監督」「監督ラミちゃん」と呼んでほしいと、現役時代と変わらぬ明るい笑顔で語った。その後、実際にユニフォームを着て、奄美大島での秋季キャンプを終えた今、指揮官の目には最下位に終わったチームの課題がどう映ったのだろうか。その言葉からは、現役時代の豪快な印象とは異なり、ち密な野球理論と深い洞察力が感じられた。

――あらためまして監督就任、おめでとうございます。

ラミレス アリガトウゴザイマス(日本語で)。

――選手時代と監督では、グラウンドに立ったときに違いを感じますか。

ラミレス フィールドに立ったときの感じ方としては、自分に権限があるかどうかが異なります。選手にアドバイスを送る立場にあり、実際に行動としてそれができることが選手時代との大きな違いですね。プレーヤーだったころは自分のことだけを考えれば良かったのですが、今はチームのすべてを掌握せねばなりません。自分の視野を広げる必要がありました。

――とはいえ、選手時代のキャリア後半はそうした視点を持ってプレーされていた印象を受けました。

ラミレス 引退するまでの数年は次のキャリアのことを考えなければならない、という心境になったんです。そして、いつかは監督をやりたいという気持ちを持っていました。特にDeNAで現役を引退する2013年シーズンがそうでしたね。そのための準備として、引退後は独立リーグの群馬ダイヤモンドペガサス(シニアディレクター)、オリックス(巡回アドバイザー)を経験することで、野球を教えることを学んできました。

――どのような経緯で監督に就任されたのですか。

ラミレス 中畑さんが監督を勇退されて、その直後に高田繁GMから電話をいただきミーティングしたのが始まりでした。その席では監督就任のオファーはありませんでしたが、数回ミーティングを重ねた後、球団からリリースが出る数日前に要請のお電話をいただきました。当時はニュースや新聞でいろいろな候補者の名前が何人も報じられていたので、決まったときは光栄に感じると同時に、正直うれしかったですよ。

――今季、DeNAの試合をどれくらい見られていましたか。

ラミレス 9割ほどは見ていました。シーズン中はセ・リーグではDeNAと巨人、パ・リーグはオリックスの情報を中心にチェックしていましたから。忙しいときは携帯やPCを使いながらね。

――今季の戦いぶりを客観的にどう分析されますか。

ラミレス 前半戦は首位で折り返し、チームの状態としては悪くなかったと思います。前半戦はやるべきこと、必要なことができていました。それが後半戦に入るとすべてが崩れてしまった。過去10年間と同じことを繰り返してしまった印象です。

――具体的にはどういった部分でしょうか。

ラミレス やはり、チームとして・・・

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