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2016自主トレフラッシュ
広島・新井、西武・菊池らの自主トレの模様をレポート!

 

ルーキーだけでなく、日本各地ですでに12球団の選手たちも自主トレを本格化させ、2月1日のキャンプインに向けて体をつくっている。ここではさらなる高みを目指し、精力的にトレーニングに励む4選手の自主トレの模様をリポート!

大谷翔平(日本ハム)・100キロ超えのパワフルボディで二刀流4年目のシーズンに挑む!


@ファイターズタウン鎌ケ谷/千葉

写真=川口洋邦



 道なき道を切り開く土台を固めた。大谷翔平が今オフ、本格的な肉体改造に取り組んだ。体重は人生初の3ケタ、100キロを超え「7、8キロ増えました。あと2、3キロ増やしてから絞っていけばいい」。トレーニングに加えて、食事面も工夫を凝らした。元来太りにくい体質。肉体を追い込んだ努力を効果的に成果につなげるための取り組みで、短期間の増量に成功した。

 進化に必要なバージョンアップと判断した。昨季は未完成ボディで投手3冠に輝いた。シーズン中も積極的にウエート・トレーニングを継続していたという。身長193センチに見合う体幹強化をしながら結果も残した。さらに上を目指すには「パワー(アップ)もそうですし、技術もそれ(筋力)がないとできない。身長がない人より自分は必要になる」。導き出した仮説を元に実証へ乗り出した。

 あこがれの大先輩からも進化の糸口を吸収した。今オフはチームの元エースで背番号11の前任者であるレンジャーズ・ダルビッシュ有とも初対面。メジャー挑戦前の10年オフ、大谷と同様に100キロ超の肉体に進化した経験を持つだけに、合同自主トレや会食を重ねる中で数々の金言を授かったようだ。「野球だけでなく、いろいろ考えている」と、好奇心と向上心を刺激された。

 また、2016年のテーマは漢字1文字で「超」に設定した。「昨季は超えたい」。投手としては1月9日に鎌ケ谷のブルペンで立ち投げも開始し、野手としても精力的に打ち込む日々を送っている。2月にはアリゾナ州ピオリアの施設でいよいよキャンプイン。ひと回り大きくなった肉体で、誰も歩いたことのない二刀流4年目のシーズンに挑む。

16年のテーマは「超」。すべての面で進化していくことを目標に掲げた



藤浪晋太郎(阪神)・キャッチボール再開も問題なし。登板試合はすべて勝つ!


@大阪桐蔭高グラウンド



「自分自身の原点で一番、初心にかえれる」場所である母校・大阪桐蔭高野球部のグラウンドで、藤浪晋太郎が1月4日、自主トレを公開した。

 シーズン終了後に右肩の炎症で治療に専念。秋季キャンプでもブルペンに立たず、12月もノースローで過ごした。そしてこの日、元気にキャッチボールを行いカーブ、カットボールなどを交え45球の“初投げ”を行った。藤浪本人は・・・

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