昨季最下位に沈んだチームの再建を託された新指揮官にクローズアップ。楽天監督に就任した梨田昌孝監督だ。近鉄、日本ハム監督時代にチームをリーグ優勝にけん引。2年連続最下位に沈むチームの再建へ向け、その手腕を発揮している真っただ中だ。 取材・構成=富田庸、写真=上野弘明(インタビュー)、BBM 松井裕は3年目も守護神として起用
――沖縄の久米島から金武町での1カ月弱を過ごし、シーズン開幕も目前に迫ってきています。ここまでのチームをどう見ていますか。
梨田 最下位を味わった選手たちからは「今季こそは!」という意気込みが伝わってきます。そんな中、注目ルーキー、新外国人が新たに加入したわけです。競争意識というか、ピリピリとした緊張感みたいなものは感じますよね。2月末にはゴームズが加わり、ほかの外国人選手たちもさぞかし危機感を覚えているでしょう。ただ、それだけではない盛り上がり方、声の出し方はいい。個々が競争しているとはいえ、一つのチームですからね。和気あいあいという表現は違うかもしれませんが、良い雰囲気は感じていますよ。
――昨季、解説者として外から見た楽天はどんなチームでしたか。
梨田 まず一つは、
松井裕樹・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン