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ミニ特集

これがプロ野球選手のルーティンだ!現役選手編

 

続いて12球団の現役選手編。たくさんの中から担当記者にセレクトしてもらった(広島はマエケン体操に勝る者なし、とのこと)。

巨人・鈴木尚広 試合開始6時間前からスタート



 ホームゲームでは試合開始6時間前にはストレッチやランニング、補強運動など、全体練習前の入念な準備をスタートさせ、体の状態に合わせたメニューを消化して試合に臨む。出番は決まって終盤の勝負所。それゆえにゲーム中も準備を欠かさず、ベンチ裏の通路に敷かれた“鈴木尚広専用人工芝”の上でダッシュなどを繰り返し、出番を待つ。これらも毎試合必ず行われるルーティンだが、グラウンドに飛び出した後にも大切な儀式が待っている。ベースに辿り着くや、トレードマークとなったオレンジ色の走塁用手袋をはめた手で、ベース上の土・ほこりをていねいに、ていねいに取り除く。その理由が鈴木らしい。「僕にとってはベースは聖域であり、勝負する仕事場です。神聖なところだから、塁に出たらまず汚れを落とすようにしています」。スペシャリストのこだわりである。

阪神・岩田稔 投球動作の中の3つの決まり



 投球動作の中に3つのルーティンがある。まず1つ目のルーティンは、低い姿勢を作りながらサインを見る体勢に入る。その姿勢のままセットポジションに入り、グラブをベルトに置くことが2つ目だ。このことで姿勢が低いまま投球動作を始められるという理由がある。最後は、投球にリズムをつけるために、右足を上げたあと、右ヒジに軽くつけること。そのリズムに乗りながら投げ込むのだ。2012年オフに下半身を中心とした体幹を鍛えるトレーニングを取り入れ、2013年からこの投球フォームが完成。「体ごと低くボールを投げたい」と考えた中で編み出されたルーティンだ。

ヤクルト・石川雅規 手のひらからロージンをふっと吹く



 ヤクルト最年長のベテラン左腕は投球前、必ず左手を口元に上げ、ロージンをふっと吹く・・・

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