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2020年、神宮球場が使えなくなる?

 

やむを得ない面もあるとは思うが、今回に限らず東京オリンピックは、計画が進む中で次々新たな問題点が今さらのように発覚していく。早急に2020年のすべてをシミュレーションしてほしい


 2020年に開催される東京五輪・パラリンピック。新国立競技場を巡るドタバタが記憶に新しい中、聖火台の設置場所という新たな問題も噴出。その中でまたも明治神宮外苑に、そして野球界に新たな火種が生まれた。

 第一報が各メディアを通して報じられたのは3月下旬。そして4月5日、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の広報担当者は正式に、五輪メーン会場となる新国立競技場に隣接する神宮球場を、2020年に長期間にわたって借り受けるための交渉を始めたことを明らかにした。

 組織委員会が要望する期間は、20年5月1日から11月末までの7カ月間だという。期間も含めた具体的な詳細はこれから詰めていくということだが、この要望が現実のものとなれば、野球界への影響は甚大なものとなる。

 そもそもなぜ、組織委員会は神宮球場を必要としているのか。その理由は純粋に“スペース”の確保にある。球場のグラウンドにボランティアを含めた大会スタッフの待機場所として大量のプレハブ施設やブースを設営、さらに資材や機材の保管場所に使うことを想定しているという。つまり、組織委員会にとって必要なのは“スペース”であって競技会場としての“神宮球場”ではないのだ・・・

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