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僕を信じて!
写真=桜井ひとし @横浜 5月5日●DeNA-ヤクルト

 ヤクルトのキャッチャー・中村悠平、走者のDeNA・梶谷隆幸の表情をクローズアップしてみた。2人の視線の先は球審。中村のほうが真剣度の高い熱視線だ(もともと目がクリクリしている)。ただ、人は後ろめたいときほど、マジメな顔をするとも言う……。

 場面は1回裏だった。一、三塁から投手・石川雅規がゆるいけん制を一塁に投げた瞬間、三走の梶谷がスタート。ホームにヘッドスライディングした。コリジョンルールがなければ、間違いなくブロックされ、アウトだっただろうが、新ルールでは、どうしてもキャッチャーは追いタッチとなる。微妙なタイミングとなるも、球審はアウトのジャッジ。しかし、すぐさまDeNA・ラミレス監督が「手が入っている」と抗議し、ビデオ判定の結果セーフとなった。

 NPBでの単独の本盗はこの10年で6度目だが、今後、増える可能性があるのかもしれない。梶谷は故障からの復帰2戦目だった。
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