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2000本安打記念インタビュー

広島・新井貴浩インタビュー「心から、ありがとうございます」

 

プロ野球81年の歴史で、通算2000安打を達成したのはわずか47人。その中で「まさかあの……」と言われた選手は、ほかにいないのではないか。堂々たる成績を残しながら、飾ることのない等身大の姿で、仲間、そしてファンに愛されている男が、大きな節目を通過した
取材・構成=吉見淳司、写真=佐藤真一


2000安打は目標ではなかった


――昨季までに通算1971安打。2000安打まであと29本で開幕しましたが、どれくらいの時期の達成をイメージしていましたか。

新井 実は、シーズン前から2000安打の達成はイメージしていなかったんですよね。記録はほとんど気にせずにシーズンインしたので、いつまで、というのはまったく決めていませんでした。自分が試合に出て、ヒットをたくさん打てば勝ちに近づける。そう思って試合に臨んでいました。

――4月22日からのマツダスタジアムでの阪神3連戦で計5安打を放ち、通算1999安打としました。

新井 すごい応援をしてもらい、ファンの方の期待が伝わってきていたので、何とかマツダスタジアムでという頭はあったんですけどね。でも、神宮でもとても多くの声援をもらってありがたかったですね。

――あと4本とし迎えたマツダ広島での練習では、チームメートが「まさかあのアライさんが…」と書かれたおそろいのTシャツを着て盛り上げていました。

新井 あれ、本当に全然知らなかったんですよ・・・

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