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ヤクルト・原樹理が手に入れた“初勝利”の重み

 

苦しい日々を支えたチームへの思い


写真=大泉謙也

初回に2失点するも、その後は無失点に抑えた原。チームの連勝に貢献できたことを喜んだ


 プロ初先発した3月27日から初勝利を挙げた5月1日までの約1カ月間、勝てない苦しみと戦っていた。「勝てたら『次も頑張ろう!』となりますけど、勝てなかったら『またか……』って。同じ投球回数でも肉体的にも精神的にも全然違う。めっちゃしんどかったです。勝てんかったときは」。原樹理はそう振り返った。

 そんなとき、チーム最年長のベテラン・石川雅規の言葉が次のマウンドへ向かう原動力になった。「今はピッチャーの粘り時だから、周りはいろいろなことを言うかもしれないけど、ピッチャー全員で頑張るしかない」と投手陣に呼びかけたのだ。その言葉に「戦っているのは自分だけじゃない。チームで戦っているんだ」と再認識・・・

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