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交流戦のカギを握る…セ・リーグ指名打者事情

 

指名打者(DH)制は難しい。過去11度の交流戦でセ・リーグ各球団の指揮官はその“正しい活用法”を模索し、頭を悩ませてきた。DHと代打のバランス(後述)もあり、その選択が試合の行方を左右することも。ここではDHをパ・リーグ攻略の1つのカギとし、セ各球団のDH事情に注目してみたい。

 レギュラーシーズンで指名打者制(DH制)を採用していないセ・リーグ球団は、パ・リーグ球団とは異なり、DHを考慮に入れた選手編成を行ってはいない。当然だろう。ここ2シーズンならば、DHを必要とするのは1年で最大9試合だけだからだ。そのため、セ球団がパ球団の本拠地で交流戦を戦う場合、普段は代打の切り札とされる選手が起用されるパターン(1)、もしくは守備に難のあるレギュラー選手をDHとし、攻撃力を高めたければ代打の切り札を(2)、守備力を高めたければ守りに秀でた選手が起用されるパターン(3)に限られてくる。

 ただし、これこそがセがパに苦しめられる要因の1つだ。例えば1、2の場合、セ側は代打の切り札を先発で起用することで、勝負どころでの代打が普段の2番手に。一方で、パ側はDH要員と代打要員を始めからそろえており、セの本拠地では普段は先発で出場している選手を代打の切り札として起用することもでき、より攻撃的に作戦を組むことが可能となる。

 セがDHを考慮に入れた選手編成ができない以上、課題となるのはDHと代打、そしてそれ以外のバランスか。今季ここまではパターン1が3球団、3が2球団(復帰選手をDHに据える巨人は除く)となっているが、今後も目を離すことができない。

広島・主軸2人が交代で務める



 交流戦開幕カードとなったロッテ3連戦(QVCマリン)ではエルドレッドと新井貴浩を交代でDHに起用。エルドレッドは両足の負傷のため、ベテランの新井は疲労を考慮し、守備の負担を減らすのが狙いだ。それに伴い、両者のサポート役で左の代打1番手だった松山竜平が左翼で常時出場。野間峻祥小窪哲也が左右の代打の筆頭だが、野間、小窪はともに代打打率.000と、1度も成功していない……。

阪神・勝負強さを打線の中に



 新・代打の神様と呼ばれ、好成績を残してきた狩野恵輔の勝負強さを打線の中で生かすため、五番として起用している・・・

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