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僕らの「勝ちメシ」

オリックス・山崎福也がチームメイトと訪れる神戸市内の焼肉屋

 

スタミナをつけるのに、もってこいの“焼肉”!とはいえ、暴食で胃に負担をかけるのは禁物だ。だからこそ、オリックスの左のエース候補が好む焼肉は“ヘルシーさ”も兼ねている。
取材・構成=鶴田成秀、写真=石井愛子


部位を厳選し食べ方豊富な“薄い肉”


 焼肉の王道“カルビ”を“越える”おいしいさ。それが「カルビ越え」の“タン”だ。アツアツの石鍋で焼き上げ、甘・辛2種類のタレ、ポン酢、海塩の中から好みに合せて味付け。さらには、特製のレモン汁を付け、“あっさり”と食べることができるのも山崎福也が好む一つの理由だ。また、野球選手にあって忘れてはならないのが“栄養バランス”。焼肉のみならず「しゃぶしゃぶ」もあり、野菜の摂取も欠かしていない。

 提供する肉にはこだわりがある。タンは舌の奥の部位ほど柔らかい。そこで、焼肉としゃぶしゃぶの肉は、その部位を、少し固い舌先の部位は、ビーフシチューなどの煮込み料理の食材として使用。さらに、多くの焼肉店は、肉を一度冷凍させ、機械を用いて薄くカットしているが、「カルビ越え」では、店長の日高出さんが丁寧に一枚ずつ包丁を入れる。

「凍らせると解凍時にうま味が逃げてしまうし、機械では薄く切ることは難しい。薄いほうが、脂っこくなく、“あっさり”と食べられますしね」(日高店長)。

日高店長が、開店5時間前から一枚ずつ丁寧に肉をカット。薄くスライスされたタンは、“柔らかさ”と“ヘルシーさ”が増している


 店名の名付け親は、かつてオリックスでプレーしたイチロー(現MLB・マーリンズ)とあって、山崎福を始め、ナイン御用達のお店でもある。「カルビ越え」の“タン”が、Bsナインのパワーの源となっている。




山崎福也『飽きずに食べられる!後輩たちと頻繁に食べに行っています』



『焼肉は好きで、月に1度、寮の食事メニューが焼肉なんですけど、それとは別に齋藤(網記)とか佐野(皓大)とかと、月に2、3回は焼肉を食べに行きます。中でも好きなお店が「カルビ越え」。入寮した昨年の1月に、明大のコーチが練習を見に来られていて、練習後に連れて行ってもらい行き始めました!先輩たちも、よく行かれていて、チーム内でも行っている方は多いですね。僕は、やっぱり「カルビ越え」の名物の“タン”が好きで、欠かさず食べています。“あっさり” というか、脂っこくないし。タレと塩に、レモン汁もあるし、しゃぶしゃぶもあるので、飽きずに食べられるんですよね』

PROFILE
やまさき・さちや●1992年9月9日生まれ。埼玉県出身。188cm88kg。左投左打。日大三高から明治大を経て2015年ドラフト1位でオリックス入団。新人年から開幕一軍を果たし、6月にプロ初勝利をマーク。大きくタテに割れるカーブを武器に左のエース候補として期待される。

今回のお店『創作やきにく カルビ越え』



兵庫県神戸市中央区中山手通1-27-12富士産業ビル2F
17:00〜23:00(ラストオーダー22:30)
※営業時間は、お客さんの要望があれば延長も可
年中無休
アクセス/各線三宮駅より徒歩10分
駐車場なし
焼き肉・タン塩 1人前 2,600円
牛タンしゃぶしゃぶ 1人前 3,500円
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