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涙の降板
写真=大賀章好 @8月5日 DeNA-中日(横浜)

 疲労がピークを迎えたなかで志願の4連投。前日の8月4日、阪神戦(横浜)では2点のリードをフイに。この日も9回に登板し、逆転3点二塁打を食らい1点を守り切れなかった。ピッチャー交代を告げられマウンドで篠原貴行投手コーチに声をかけられた瞬間、山崎康晃(DeNA)はこらえていた涙腺が崩壊した。

 涙の理由は、悔しいという思い以上にチームのみんなが温かかったから。救援失敗を責めることなく、ベンチでは捕手の高城俊人が無言で寄り添い、山下幸輝は中継カメラの壁となり傷心の守護神を気遣った。セ・リーグ3位争いはし烈さを増してきた。CS進出には小さな大魔神の復活が必須だ。
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