昨年は打率1割台と苦しんだ桑原将志が覚醒した。一球を一振りで仕留める積極的な打撃で安打を量産。チームとしてもなかなか固定できなかった「一番」と、「センター」のレギュラーの座を手にした。攻守にわたる積極的なプレーは、ラミレス采配の重要なピースとなっている。 取材・構成=滝川和臣、写真=阿部卓功(インタビュー)、BBM 疲労も吹き飛ぶ予想外の「充実感」
──シーズンも大詰めを迎え連戦が続いていますが、体に疲れはありませんか。
桑原 大丈夫です。それよりも充実感のほうが大きく、毎日のやりがいが体を満たしてくれています。疲れも吹き飛びますよ。
──5年目の今シーズン、ここまで128試合に出場していますが、開幕前に現在の「充実感」を想像していましたか。
桑原 レギュラーを取ることを目標に今シーズンに臨んでいましたが、正直に言えば予想していませんでした。少し驚きもあります。
──
DeNAの外野には
筒香嘉智選手、
梶谷隆幸選手という球界を代表する選手がいて、レギュラー争いは熾烈です。
桑原 まだ僕が不動のレギュラーになったとは自分自身で思っていません。今までは試合の途中から出場することが多く、そこで結果を残さないと先発で使ってもらえることはない状況でした。昨年も先発でチャンスをもらったときに、結果を残せずにシーズンを終えてしまいました。今年は結果はもちろんですが、目の前の1試合1試合で全力を尽くすという気持ちでやっています。
──外野のポジションには
荒波翔選手、
関根大気選手、
乙坂智選手もいます。
桑原「ライバル、ライバル」とよく言われますけど・・・
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