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FA戦線いきなり佳境!DeNA・山口俊、ソフトバンク・森福允彦ら各選手に熱いラブコール続々

 

11月11日、FA宣言選手への交渉が解禁。早速、選手たちの熱いラブコールが送られた。今回は本誌の締め切りもあり、11月14日15時時点の最新情報をお届けする。

西武・岸孝之 背番号11を用意してくれた楽天へ気持ちは大きく傾く?


きし・たかゆき●1984年12月4日生まれ。身長180cm、体重77kg。右投右打。2016年成績は9勝7敗、防御率2.49


 FA宣言をした時点で、すでに気持ちは故郷・東北に傾いていたようだ。交渉が解禁となった11月11日、岸孝之楽天と初交渉を行った。

 楽天・星野仙一副会長から掛けられた言葉は「どうしても必要」という言葉だった。岸は「生まれも育ちも仙台だし、野球を始めた原点は仙台にある。そこのチームでプレーできるかもしれず、必要だと言ってもらえたのはうれしく思う」。慎重に言葉を選びながらといった様子だったが、その表情は実に明るかった。

 楽天は4年で最大16億円(推定)という大型契約を提示した模様だ。通算103勝ながらここ2年は5勝、9勝。故障がちな右腕にしては破格な内容と言えそうだが、これも是が非でも欲しいという熱意の表れだろう。「彼は被災した東北の星。僕が思うに、地元で何か手伝いたい気持ちがあるのだろう」と星野副会長。さらに13年に日本一の立役者となり、ヤンキースに移籍した田中将大を引き合いに出してこう言った。「もう一度、奇跡の扉を全開にしてほしい。たった1人でも、チームは大きく変わるものだから」。加えて岸の代名詞である「背番号11」も提示。金額や条件、そして熱い言葉で岸の心を揺さぶり続けた。

 楽天はこの1度の交渉ですべてを伝えたという見解だ。現時点で2度目の予定はなく、あとは岸自身の決断を待つのみとなった。「しっかりと何日間か考えたい。決めるのは自分だが、家族やいろいろな方と相談を重ねた上で、納得する形でなるべく早く決めたい」。楽天・岸孝之の誕生は早晩訪れそうだ。

日本ハム・陽岱鋼 日本ハム退団は濃厚も新天地はまだ見えず


よう・だいかん●1987年1月17日生まれ。身長183cm、体重89kg。右投右打。2016年成績は打率.293、14本塁打、61打点、5盗塁


 第2の野球人生の進路は、どこに向かうのか・・・

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