今季、マリナーズの投手陣はケガに泣かされた。その中で1年間エース格の活躍をしたのが岩隈久志だった。自己最多の16勝を挙げ199イニングを投げ切ったことで、チームのプレーオフ進出争いをけん引。その経験をしたことにより目指すべきものが岩隈の中ではっきりと明らかになった。来季に向け何を思うのか――。さらに、今回はそのための自主トレ法も紹介してもらった。 取材・構成=椎屋博幸、写真=桜井ひとし(インタビュー)、Getty Images、取材協力=IWA ACADEMY 開幕1勝を挙げるまで自分を信じる戦い
マリナーズと再契約を果たした岩隈は、先発2番手として1年間エース格の働きをした。しかし、開幕から5試合は勝ちがつかずの3連敗。そこからはい上がり、最後は自己最多の16勝を挙げた。とはいえ、岩隈は負け数の12と防御率に課題を残したと反省をしている。 ──2016年を振り返ってどういうシーズンだったでしょうか。
岩隈 今季の目標の一つはケガなく1年間先発ローテを守ることだったので、それができたことは良かったのかな、と思います。その中で、自己最多の16勝を挙げることができました。チームは最後の最後でポストシーズン進出を逃してしまったんですが、また来季新たな気持ちでやっていきたいな、と思っています。
──イニング数があと少しで200イニングに届きませんでした。
岩隈 200イニング投げられたら良かったです(笑)。これもシーズンを通してやってきた結果ですし、個人的には満足している部分ではあります。ただ・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン