野球殿堂博物館は1月16日、今年の野球殿堂入りする5人を発表した。ここでは競技者表彰3人と特別表彰に分け、殿堂入りした方々を紹介する。 [特別寄稿]“偉大なる裏方” 鈴木美嶺、郷司裕の両氏が晴れて殿堂入り! 前列左から伊東勤氏、星野仙一氏、平松政次氏、熊澤勝彦氏(野球殿堂博物館理事長、コミッショナー)、郷司信之氏(裕氏代理。次男)、橘谷健氏(東京大学野球部OB会一誠会会長。鈴木氏代理)。後列は顕彰者来賓/写真=榎本郁也
競技者表彰は3人
2017年の競技者表彰のプレーヤー表彰では現
ロッテ監督の伊東勤氏(54歳)、エキスパート表彰で星野仙一氏(69歳)、平松政次氏(69歳)が選出された。
伊東氏は当選必要数250票(有効投票数333票の75%)のうち265票(79.6%)を集めての選出。2009年に候補者となり、昨年の172票から大幅に伸ばして9年目での殿堂入りを果たした。1500試合以上出場した捕手で殿堂入りしたのは
野村克也氏(1989年)、森祗晶(森昌彦)氏(05年)、
古田敦也氏(15年)に続いて4人目となる。
ベストナイン10回、ゴールデン・グラブ賞11回の受賞を誇る伊東氏は
西武黄金期を正捕手として支え、14度のリーグ優勝、8度の日本一に貢献。「誇れるものは経験だけ。自分でいいのか、という気持ち。実感がない」と語ったが、恩人として
川上哲治氏、
広岡達朗氏、森氏、ウォーリー与那嶺(
与那嶺要)氏らの名前を挙げ「恩人たちと肩を並べて殿堂入りできたことは、野球をやっていてよかったなと思う」と喜びを口にした。
星野氏はエキスパート表彰で・・・
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