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新天地に懸ける男たち

巨人・吉川光夫インタビュー 剛腕の恩返し「勝つことで両球団(巨人、日本ハム)に恩返しをしたいと思います」

 

2016年シーズンを2位で終え、17年のV奪回へ向けて超大型補強を行った巨人が、真っ先に欲したスターターだ。16年の覇者・日本ハムからやってきたのは、田中将大(ヤンキース)、前田健太(ドジャース)らと同じ1988年生まれの07年ドラ1にして、12年のパ・リーグMVP。150キロ超を誇る剛腕・吉川光夫が、その左腕で巨人を4年ぶりVへと誘う。
取材・構成=坂本匠、写真=大泉謙也

キャンプインから連日でブルペン入り。2月1日には久保博社長、堤辰佳GMらフロントスタッフが見守る中、熱のこもった投げ込みを見せた


しっかり、投げ切る


名刺代わりの直球だった。2月1日、キャンプイン当日にブルペン入りした吉川光夫は、早速、小林誠司(広陵高の後輩)を座らせて、代名詞でもある剛球を披露。ミットを力強くたたく捕球音が木の花ドーム(宮崎県総合運動公園内の屋内練習場)に響き渡った。これには初登板を見守ったフロントスタッフ、首脳陣も安堵の表情。まるで3月7日に初戦を迎えるWBC組のような早いペースでの調整は、トレードで欲した巨人への責任と、覚悟の表れだ。オフは例年の倍以上の走り込み(理由は後述)を敢行し、コンディションも万全。同じく日本ハムから巨人入りした陽岱鋼(FA移籍)のように、発言・行動に派手さはないが、内に秘める思いは、誰よりも熱い。

──新天地・巨人での1年がスタートしました。その表情からは緊張感も伝わってきます。

吉川 プロで10年のキャリア(今季で11年目)がありますけど、ジャイアンツでは1年目ですから、ルーキー時代のような気持ちでいます。ただ、緊張というものではなく、身も心も引き締まる感覚ですね。春のキャンプもこれまで日本ハムで10度、経験してきましたが、少し違ったものに感じています。

──そんな今キャンプでのテーマは。

吉川 アピールです。ジャイアンツではこれまでのキャリアは関係ないですし、常に競争が行われているチームだと思っているので。自分よりも実績も、実力も上の投手はたくさんいますので。本当にルーキーの気持ちで、がむしゃらに勝負して、競争に残って、先発ローテーションを勝ち取りたいですね。実戦はもう少し先だと思いますが、そこで結果をどう残せるかを考えながら、しっかりと調整していきたいです。

──オフの宮古島での自主トレは日本ハム時代からの恒例だそうですが、今オフの走り込みの量は例年の倍以上と聞きました。

吉川 昨年の秋に、トレードでジャイアンツに移籍することが決まって、すぐに秋の宮崎キャンプに参加させてもらったんです。そのときの・・・

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