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SPインタビュー新指揮官に聞く
中日・森繁和監督×伊原春樹対談「勝率5割で行けばチャンスはある。あとは監督の腕次第」

 

昨年、シーズン途中から監督代行としてチームを率いた森繁和監督。“代行”の肩書きが取れた今年、「原点回帰〜ゼロからのスタート〜」をスローガンに強竜復活を目指している。果たして、19年ぶりの最下位に沈んだチームを浮上させる方策はあるのか?西武で選手、コーチとして森監督とともに戦った伊原春樹氏が指揮官の胸の内に迫った。
取材・構成=小林光男、写真=黒田史夫

足を使って得点力を上げる


伊原 昨年は監督代行として指揮を執った経験はあるわけだけど、正式に監督に就任してチームを率いることになった今年、まずキーとなる選手は誰だと考えている?

森 今年のキーマンは投手では吉見(吉見一起)、野手では大島(大島洋平)だということは、みんなの前で言いました。この2人は俺が簡単にどやしつけることもできますから。吉見、大島を実績のあるベテランたち、投手では岩瀬(岩瀬仁紀)、山井(山井大介)、野手では荒木(荒木雅博)、森野(森野将彦)がバックアップして、あとは下に若いのがいっぱいいるけど、その連中が一つにならない限り勝てません。

伊原 あらためてどういう野球を目指しているの?

森 まず守り勝つ野球ですよ、基本的には。黄金時代の西武も、落合(落合博満)監督のときの中日も・・・

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