各球団には代々、選手の成長を促す不思議な背番号がある。特定のナンバーを背負うと選手は飛躍を果たし、チームに必要不可欠な選手となっていく。いわゆる出世番号。数字に宿る不思議な力、“数霊”が秘められている番号を12球団で探っていこう。 写真=BBM 日本ハム・背番号26 受け継がれる躍進のナンバー
【現在背負っている選手】 淺間大基 【過去に背負った主な選手】 糸井嘉男、
西川遥輝 いまや球界を代表する名外野手になった糸井嘉男(現
阪神)が、ルーキーの2004年から7年間背負っていた番号が「26」だ。糸井は11年から「7」に変更し、空いた「26」は同年に入団した西川遥輝が受け継いだ。その西川も4年目に初の盗塁王に輝くなど大ブレークを果たす。さらに糸井の背中を追うように16年からは本格的に外野にも挑戦して、背番号も「7」に変更(1年だけ「8」を経由)。名実ともにチームの顔の1人に成長した。現在「26」は若手有望株の淺間大基が着けているが、糸井、西川らと同じ道をたどることができるだろうか。
ソフトバンク・なし(候補は36) 「36」を万能選手の象徴に
【現在背負っている選手】 牧原大成
【過去に背負った主な選手】 池之上格、
明石健志 ソフトバンクには出世番号としての確固たる系譜がある番号は見当たらない。
攝津正が「50」、
本多雄一が「46」を着けるが、2人は入団以来の大きな番号を、強い愛着を持って背負い続けている。球団からの変更の打診も断るほどだ。今季は
松田宣浩、
川島慶三、明石健志が新1ケタ番号に。松田の「5」と川島の「35」は空き番だが、明石の「36」を「69」から変更した牧原大成が新たに背負う。内外野の全ポジションを守れるユーティリティーで・・・
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