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侍ジャパン“世界最強”への道

侍ジャパンの戦いを振り返る/1次ラウンド・オーストラリア戦

 

お互いに一発ずつ放った四番・筒香[左]と五番・中田[右]は、インタビュー後勝利のハグをお立ち台で披露


期待のエースと打線の基軸2人が大活躍


3月8日 オーストラリア●1対4○日本

 日本のエースの役目を十二分に果たした。打ち合いとなった前日のキューバ戦とは異なり、4対1の締まったゲーム展開を演出したのは両先発投手。特に菅野智之の投球は敵将ジョン・ディーブル監督が「ああいう投球をされるとお手上げ」と脱帽するほど精度の高い内容だった。

2回にまさかの一発を打たれた菅野だったが、その後は粘り強い投球で0点に抑え、味方の逆転に結びつけた


 2回に外角高めのスライダーを七番・デサンミゲルに右翼席へ運ばれてはいるが、ミスらしいミスはこれくらい。1次ラウンド65球の球数制限がある中で、「長いイニングを投げたい」と話していたとおり、全66球のうち、ストレートの割合を抑えてワンシームで芯を外し、4回まで1イニング15球以内にコントロール。それでも、5回途中4安打1失点である。マウンドを降りた5回は2人の走者を残しての交代に反省を口にしたが、「菅野が粘り強く1点でしのいでくれた。そこが逆転につながった」と小久保裕紀監督も好投を称えた。

8回には四番・筒香が右翼席へ試合を決める2ラン。クリーンアップでチームを2連勝に導いた


 エースが作ったリズムに打線も応える。1対1の7回、オーストラリアの3番手・ウィリアムズの代わり端に五番・中田翔が豪快に左翼スタンドへ。今大会初安打が貴重な逆転弾に「菅野が一生懸命に投げてくれていたので・・・

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