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12球団序盤戦通信簿

12球団序盤戦通信簿 ソフトバンク・“投”の危機も、打線が目覚めりゃ関係なし

 

開幕から1カ月を過ぎ、各球団30試合前後を消化。セは大混戦、パは開幕前の予想を大きく覆す結果となっている。今回は序盤戦12球団の現時点を本誌担当記者が採点してみよう。
※成績は5月7日時点

●パ・リーグ編 日本ハムソフトバンクロッテ西武楽天オリックス
●セ・リーグ編 広島巨人DeNA阪神ヤクルト中日

川崎[中央]の復帰もあり、上昇気運に乗ってきた


川崎加入でムードアゲアゲ↑


 5月7日時点で首位・楽天と3.5ゲーム差の2位。先発ローテの軸と考えられていた和田毅武田翔太を欠く上に、リリーフではセットアッパーのスアレス不在の状況からすると、上々の序盤戦と言えるだろう。

 スタートダッシュには失敗した。開幕カードのロッテ戦を3連勝したが、そこから4カード連続負け越し。今宮健太本多雄一など一、二番が機能せず、クリーンアップに続く重要な六番を任せていた中村晃を一番に回さざるを得なくなった。また、七番の松田宣浩が絶不調では柳田悠岐内川聖一デスパイネの強力クリーンアップをもってしても得点力は上がらない。3、4月の26試合で5得点以上はわずか5試合。そんな不穏な空気を一変させたのが川崎宗則の存在だ。

 メジャー・リーグ、カブスから契約を解除されると「一番に声を掛けてくれた」と4月1日にソフトバンクと契約合意。約1カ月の調整を経て4月28日のオリックス戦で一軍に昇格。「走攻守、すべての面で期待している。バリエーションが広がる」と語っていた工藤公康監督は、川崎を一番・二塁で起用。これにより中村晃を六番に戻すことが可能になり、松田の復調もあって打線が活性化した。さらに八番の上林誠知が積極果敢な打撃で16打点と覚醒の予感。

 シーズン前の課題とされてきた捕手は・・・

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