その表情にやわらかさが戻ってきた。大谷翔平のリハビリのペースが日増しに上がっている。鎌ケ谷で屋外のウォーキングからスタートしたメニューは連日ネットスロー、キャッチボール、ティー打撃をこなせるまでになった。キャッチボールは強めに腕を振り、すでに投げている球もかなりのスピードだ。

　4月8日の負傷からちょうど4週間が経った5月6日。球場の階段の昇降運動(写真)も開始した。全体重を支える太ももにも大きな負荷のかかる動きだが「だいぶ良くなってきました」。翌7日にはジョギングも再開。練習の合間に聞こえるトレーナーとじゃれ合うような明るい声が、順調な回復を物語っている。

　だが、一足飛びに実戦復帰へというわけには・・・