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第66回全日本大学野球選手権大会

立大、鮮やかな復活劇!! 59年ぶり4度目の日本一

 

取材・文=岡本朋祐、写真=田中慎一郎

1957年に2度目の優勝を遂げた立大OBの長嶋茂雄氏[巨人終身名誉監督]が貴賓席で観戦。身を乗り出して母校を応援し、先輩の熱い思いが後輩にも届いた。試合後は立ち上がり、59年ぶり日本一を祝福した


“ミスター”長嶋茂雄氏が母校応援でVへ後押し!!


 1万2000人。35季ぶりに東京六大学を制したリーグ戦は、早慶戦待ちの優勝となり「21世紀初V」は、その場で歓喜を味わえなかった。6月11日、国際武道大との大学選手権決勝は「勝てば日本一」。立大の復活を待ち焦がれたファンが神宮に集結した。

 三塁側の立大応援席はほぼ満員。内野席、ネット裏にかけても曲に合わせた手拍子で、タテジマのナインの背中を後押し。13時4分、長嶋茂雄氏(巨人終身名誉監督)が球場到着。立大OBの“応援団長”が貴賓席に姿を見せると、場内のボルテージは最高潮に達する。1回表に1点を先制された立大だったが、その裏、山根佑太(4年・浦和学院高)の逆転適時打と、大東孝輔(4年・長良高)の3ランで一挙5得点。長嶋氏の身を乗り出して声援を送る“母校愛”が、後輩に伝わった。先発・手塚周(2年・福島高)を5回一死一、二塁から救援した1年生・中川颯(桐光学園高)が、見事な火消しぶり。打線も中盤以降に得点を重ね、中川は無失点で9回を締めている。

 59年ぶり4度目の日本一。就任4年目の溝口智成監督が「良い試合をお見せできれば・・・

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