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球界セカンドキャリア

元楽天・長谷部康平の第二の人生 球団の営業マンとしての道を歩む

 

プロ野球の第二の人生に迫る不定期連載「球人力」。今号から2017年バージョンをお送りする。プロ野球引退後に「野球とは違うことがしたい」と思う人は少数派。元楽天長谷部康平はその少数派の一人だ。大学時代、北京五輪アジア予選メンバーにアマチュアからは唯一選出され、5球団競合のドライチ。そんな華麗な経歴をみじんも感じさせることなく、営業マンとしての道を歩み始めている。
取材・文=阿部ちはる、写真=BBM


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現役時代はそれほど体が大きい投手ではなかったが、その胸板の厚さはやはりプロ野球選手の名残りがある。しかし、目の前の長谷部は、かつて勝負師だったことを感じさせぬ優しい雰囲気と笑顔を見せ、話し始めた。

 2016年10月1日、長谷部は戦力外通告を言い渡される。だが未練はなかった。2007年の社会人・大学生ドラフトで5球団競合の末、1巡目指名で楽天に入団。しかし、3年目の10年に左ヒザを痛めると、12年には手術。その後、かつての投球を取り戻すことはできなかった。

「左ヒザを痛めてから、状態が良いときと悪いときではパフォーマンスに大きく差が出てしまいました。(投げることを)体が拒否している感じで。悪いときなりの投げ方も何度も模索してきましたが、ある試合でそのどれにも当てはまらず、1つもアウトを取れずに降板したんです」。体はもうボロボロだった。「自分の状態次第でチームの勝ち負けを左右してはいけない」。このころになると必要ないと言われれば、引退する覚悟は決まっていた。

「一度しかない人生、いろいろなことを経験したい。野球以外のことをやってみたい」と考えていた長谷部は、さまざまな人の話を聞きながら・・・

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