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プレイバック2017インタビュー

ステフェン・ロメロ(オリックス) インタビュー すべての経験を来季へ

 

本塁打を放った試合は20勝6敗。この数字が貢献度を物語る。そんな助っ人は来日1年目の今季、何を感じ、何を得たのか──。今やオリックスに欠かせぬ“四番打者”が、2017シーズンを振り返る。
取材・構成=鶴田成秀、写真=早浪章弘、BBM


過程を大事に学ぶこと来日1年目で見せた姿勢


開幕から四番に座り26本塁打を記録。来日1年目から抜群の長打力と勝負強さを見せ、打線をけん引した。初対戦の投手が多い中で、ロメロは何を意識して打席に立ったのか。キャンプや試合前練習では、不慣れな環境に順応すべく、多くの選手と会話を交わしていた背番号9。その姿勢が、好結果の一因でもあった。

──来日1年目となった今シーズンを終えました。今年を振り返ると、どんな1年でしたか。

ロメロ 自分個人のシーズンで言えば、いいシーズンを送れたと思うよ。それなりに成績も残せたと思うしね。ただ、チームで見れば思っているような結果を残せなかった。そこは残念だったし、とても悔しいね。

──来日する前の日本野球の印象と1シーズンを終えての印象というのは変わりましたか。

ロメロ 日本に来る前に「こういう野球をやる」「こういうプレーをする」と聞いていたわけではないし、イメージしていたこともないんだ。ただ、聞いていたのは「練習が長い」ということだったね(笑)。そんな分からないことが多い中で、自分は1年契約でオリックスに来た。日本でプレーするのは今年だけなのか、来年はアメリカに戻るのか。今年の結果次第だったので、とにかく日本野球を学んでいこうと思って取り組んだ1年だったし、多くのことを経験することが必要だと思ってやっていたんだよ。

──初めての環境の中でプレーするにあたって、心がけていたことはあったのでしょうか。

ロメロ 自分の中では「こういうふうにプレーしたい」「これだけ成績を残したい」という目標は持っていたけど、それは自分の中だけにとどめてきた。だからといって「打たないといけない」「こうしないといけない」と考えながらプレーしていたわけでもないんだよ。一番、大事にしていたのは・・・

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