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プロフェッショナルの視点

2017日本シリーズ 野球解説者・柴原洋氏の視点

 

日本シリーズの序盤の第1、2戦が終わり、ソフトバンクがここを連勝したが、果たして頂点をつかむのは。野球解説者の柴原洋氏に、この2試合の勝敗の分かれ目を分析してもらい、今後の流れを予測してもらった。
写真=BBM

CSファイナルステージ第5戦で復帰したばかりの柳田悠岐だが、1、2戦とも初回に出塁し先制のホームを踏んだ/写真は第1戦、写真=高原由佳


柳田悠岐はチームを勢いに乗せる存在


 一番打者の差が1、2戦の結果に表れていると思います。特に2戦通じて無安打、5三振(第2戦は4打席連続三振)のDeNA桑原将志に対し、柳田悠岐は2戦ともに初回にヒットで出塁し、二番・今宮健太の犠打で二塁へ、そしてデスパイネのタイムリーというまったく同じ展開から先制のホームを踏んでいます。近年は交流戦があるとはいえ、わずか3戦しか戦っていない相手と、MAX7試合の短期決戦で日本一を争うわけですから、どんな形でもいいからまず先に1点を取り、優位に展開を進めたい。その中で最高の、しかも勢いのつく形でソフトバンクは先制点を手にしました。

 やはり、一、二番でチャンスメークができると・・・

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