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稲葉ジャパン始動──。

侍ジャパン代表監督・稲葉篤紀インタビュー 2020への所信表明

 

日本球界、そして侍ジャパンの現状を最もよく知る男といっても過言ではないだろう。WBCでは2009年の第2回大会から選手で2大会連続、今春の第4回大会もコーチ(13年の代表チーム常設化以降、打撃コーチ)でベンチ入りし、古巣の日本ハムではSCO(スポーツコミュニティーオフィサー)も務める。選手からの信頼も厚く、小久保裕紀前監督からその役回りを引き継ぐのは当然の流れだった。7月31日に侍ジャパン新監督に就任してから、本誌初登場。間近に控えた初陣『アジアプロ野球チャンピオンシップ2017』の展望とともに、2020年東京オリンピック金メダル獲得への想いを聞いた。
取材・構成=坂本匠、写真=高塩隆、湯浅芳昭、BBM


若さゆえにできること


2008年に北京で行われたオリンピック(星野仙一監督)での4位敗退が忘れられないのだという。日の丸を背負っての勝利の喜びも、敗戦の重みも知る稲葉篤紀が、侍ジャパンの監督を引き受けた理由とは。

──7月31日に侍ジャパントップチーム監督に就任してから4カ月が経ちます。変化はありますか。

稲葉 反響がすごいです。周りの方みんなに「監督頑張ってね」と声を掛けていただくので、期待に応えないといけませんね。生活自体に大きな変化はありませんが、U-15、U-18や、大学、社会人などの、いわゆるアマチュアのカテゴリーの侍ジャパンも気にしつつ、実際に大会を控えた各カテゴリーの代表合宿には視察・激励という形で行かせていただきました。同じユニフォームを着て、結束して戦うということが侍ジャパンの1つのテーマでもありますし、今回、トップチームの監督になって・・・

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