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アジアプロ野球チャンピオンシップ2017

稲葉ジャパン“初代アジア王者”に!! 宿敵・韓国&チャイニーズ・タイペイを連破

 

11月16日にアジアプロ野球チャンピオンシップ2017が開幕。日韓台の3カ国でアジア王者を争った大会は、稲葉篤紀新監督率いる新生・侍ジャパンを大いに苦しめたが、3連勝で見事初代王者に輝いた。大会を総括する。

決勝後、選手たちの手によって胴上げされる稲葉篤紀監督。目標の2020年の東京五輪金メダルに向け、最高のスタートとなった


初陣はサヨナラルーズヴェルト


 苦しい展開もあきらめることはなかった。9回の押し出し同点は幸運だったが、一死一、二塁から九番・桑原将志が積極的に一、二塁間を打ち抜いたのも功を奏しただろう。延長10回にタイブレークで3点を失う絶体絶命機も、その裏、稲葉篤紀監督に「今大会はお前と心中」とフル出場を告げられていた五番の上林誠知が、その起用に応える値千金の同点3ラン。そこで手を緩めず、二死後に西川龍馬が右前打の後、果敢に二盗を決めたことが直後の田村龍弘のサヨナラ打につながった。

3点をリードされて迎えた10回裏、一死一、二塁から上林誠知が起死回生の同点弾を放つ


 結果的に、稲葉ジャパンの初陣は、米国・ルーズヴェルト大統領が「最も面白いスコア」といった8対7。とはいえ・・・

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