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2018ドラフト候補 逸材カタログ

【2018ドラフト】中川圭太(東洋大・内野手) PL学園最後の遺伝子

 

昨春からチームNo.1打者の象徴である背番号「8」を背負う


「四番、セカンド、中川君。PL学園高校。背番号8」

 神宮球場に場内アナウンスが流れるなか、東洋大の右の主砲・中川圭太は素振りをしながら打席へ向かう。両脚を大きく開き、一度腰を落とす。胸の前でバットの両端を持って地面と平行にすると、上半身を右へ捻って戻し、打席に入る。このルーティンは小学生の頃から続けているものだ。

「一つひとつの打席で気持ちのスイッチを入れています。体を動かしやすくして『よし、行こう』と」

 2年春からチームNo.1打者の証である背番号「8」を背負い、3年春から「四番・二塁」を任されている。中川は控えめな笑顔で言う。「東洋大の四番は打って当たり前。チームを勝たせるのが仕事です」

 高校3年時にプロ志望届を提出したが、指名漏れ。「もう一度自分を鍛え直して、プロに行けるチャンスを作りたい」と、東洋大へ進学した。

 東洋大・高橋昭雄監督(当時)は入学当初からPL学園出身で東洋大OBの今岡真訪氏(元阪神ほか)を引き合いに出し・・・

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