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2018ドラフト候補 逸材カタログ

【2018ドラフト】松本航(日体大・投手) 磨き抜かれた直球

 

お互いに高め合う存在である日体大のダブルエース、松本[左]と東妻


 日体大のもう一人のエースである松本航は最速150キロの伸びのある直球を軸に、カットボールやツーシームなど多彩な変化球で冷静に投球を組み立て、淡々と打者を打ち取る。

 Wエースの相棒、東妻勇輔のことを「お互いに高め合える存在」と認めている。

 明石商高時代から145キロ右腕としてプロのスカウトから注目されていた。プロに行きたい気持ちもあったが、「大学でもっと成長する」とプロ志望届を出さずに日体大へ進んだ。

 時を同じくして、日体大からドラフト4位で12年中日へ入団し、14年限りで現役を引退した投手・辻孟彦氏が母校のコーチに就任した。この出会いが松本を大きく成長させる。

 1年秋。リーグ戦で先発を任されるようになった松本は、もともと直球には自信があったため、変化球を練習しようとしていた。すると、辻コーチがこう指摘した。

「目の前の試合で勝つことも大事だけど・・・

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