巨人の宮崎キャンプ60年を記念した「ジャイアンツvsホークスOB戦」が2月10日、サンマリンスタジアム宮崎で行われた。長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督、野村克也氏に王貞治ソフトバンク会長、金田正一氏ら、宮崎に両球団の往年の名プレーヤーたちが勢ぞろい。面影の残るフォームと、精いっぱいのパフォーマンスでファンを楽しませた。 2018年2月10日@サンマリンスタジアム宮崎/写真=榎本郁也 試合前の監督控え室にて。ホークス総監督の野村克也氏を囲む長嶋茂雄ジャイアンツ総監督、張本勲氏、王貞治氏(代表撮影)
特大弾から隠し球まで「やっぱり野球はチーム」
午前中から雨が降り始め、午後0時半の予定だった試合開始は、1時間以上遅れ。試合前セレモニーでは、土砂降りの中、選手たちがかつての背番号を背負ってグラウンドに飛び出し、ずぶ濡れになりながら、集まった約1万7600人のファンに応えた。するとどうだろう。レジェンドたちの迫力に圧されたのか、日中いっぱい降り続く予報だった雨が、プレーボール後、いつの間にか上がり、時には明るい光が差し込むまでに。「野球選手っていうのは、小さいころから雨が降るとうれしいものなんですが、今日ばっかりは『やんでくれ』と思っていました」と話していた
小久保裕紀前侍ジャパン監督(ホークス四番で出場)を筆頭に、おのおの「いまできる精いっぱいのプレー」(
中畑清氏)を披露した。
見せ場を挙げればキリがないが、スタンドを沸かせたいくつかのプレーを紹介しよう。まず、初回、ジャイアンツ先発の
桑田真澄氏だ。ショートを守る
元木大介氏の緩慢なプレーなどで無死一、二塁のピンチを招くと・・・
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