2月1日にスタートした春季キャンプもいよいよ後半へ。目指す野球に違いもあることから、練習メニューには球団ごとのカラーが表れる。最下位からの再起を図るヤクルト、ロッテを中心に、各球団独自のトレーニングメニュー表、その一部に焦点を当ててみたい。 写真=高塩隆 走塁練習ひとつをとってもシチュエーショナルな実戦的なものになっている
“倍”の練習をする
井口資仁新監督のもとでキャンプの雰囲気は一変。キーワードは「効率化」「走塁改革」「実戦形式」だ。
指揮官がキャンプインを前に「ムダを省き、徹底的に練習する」と話していたように、例えば午前の打撃まわり一つを取っても、細かな班分け&ローテーションを組み、メーン球場と室内練習場、第二球場をフル活用することで、選手たちは休む間もなくバットを振り続けることができるようになった。雨で室内練習となったキャンプ初日に投手メニューとして準備していた「プールトレ」を急きょ、野手のメニューに組み入れるなど、柔軟な対応も見られた。
得点力不足解消のために打ち出した「走塁改革」も目に見える形で・・・
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